皆さんは、日常生活で、どのくらい体の「
痛み」を感じるでしょうか?
この痛みの定義とは、色々な見解がありますが、
一般的には、不快な感覚や情動(恐怖・驚き・怒り・悲しみ・喜びなどの感情で、急激で一時的なもの)
体験として、頭で痛みを経験します。
そして、痛みには
外的要因と内的要因があります。
外的要因は、外部から何らかの刺激として痛みを感じることで、
内的要因は、原因はよくわからないけれど、
気が付いたら痛いと感じ始めたということです。
この外的要因である場合は、症状によっては、
しばらくは安静が必要である場合もありますが、
内的要因などの痛みは、大事にしすぎることで、
関節部の組織が変わり、癒着や軟骨圧迫壊死などが起こることで、
アロデニアといって、「風が吹いても痛い」といわれるように、皮膚感覚が鈍くなり、
運動感覚も鈍り、脳の活性化の働きの妨げにもなるんだそうです。
これは、痛い・痛くないに関わらず、
体をギブスによって固定した場合でも、アロデニアという状態となるんだとか。
つまり、体を動かすということは、どんなことでも体を活性化させており、
私たちが心身共に健やかに生きていくうえで、とても大切なことなのです。
西洋医学によると、1週間寝たきりになると、私たちの筋力は、20%低下し、
4週間寝たきりになると、80%の筋力が低下するんだとか。
そして、この「痛み」の問題というのは、実は自分自身が「
病名」を求め、
決めつけてしまっているという、先進国ならではの医療の問題でもあるそうです。
例えば、むち打ち症という言葉が存在しない国、「ギリシャ」などでは、
日本で言う、むち打ち症の症状の痛みは続かないそうです。
また、カナダではむち打ち症が、保険適用されなくなった途端、
むち打ち症で病院にかかる割合が減ったそうです。
また、慢性の痛みの時は、その「痛み」、別の場所が痛くなることで、
最初の痛みはなくなるとも言われています。
つまり、
痛みは心を引っ張るということです。
日常生活で、痛みが全くないという方は、
ほとんどいないと言われており、どこかしら違和感を感じる瞬間が
1日の中にあると言われています。
痛みが心を引っ張ると、
を演じてしまい、よりご自分を苦しめてしまいます。
この機会に、痛みに心を引っ張られないよう、
痛みがあっても、その痛みとどんな心で上手に付き合うか
熟考してみるのもいいかもしれません
※第12回 日本ヨーガ療法学会 特別講演
愛知医科大学 学際的痛みセンター 運動療育センター 牛田 享宏氏 講演より抜粋
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