日常生活での、自身の「
心のスピード」考えてみたことが、ありますか?
心のスピードとは、心の状態のことです。朝、起きて頭が働きだすと、今日のスケジュールを頭の中で整理し、行動をしていくでしょう。
その際、あれもこれもやらなければいけないという思いがあると、体にある「
頑張るスイッチ」が入り、血液の白血球の中にある、顆粒球が活発に活動します。つまり、自律神経でいう、「交感神経」優位になるのです。
そして、その逆も同じで、今日のスケジュールを頭の中で整理した時、やる気が全く起きない・・あれもこれも、まぁ、またでいっか・・・となってしまうと、
今度は、血液の中にある、白血球の中のリンパ球が、必要以上に活発になり、「副交感神経」優位となるのです。
どちらかがよくて、どちらかが駄目というお話ではなく、
いかに
心と体が繋がっているかというお話です。
私たちの自律神経は、シーソーのようなものです。一日の中で、このシーソーが行ったり来たりしています。このシーソーを適度に動かすことが大切なのです。
よって、自律神経が乱れるとは、このシーソーが、片方で止まったままの状態ということです。
そして、この自律神経は朝起きてから、お昼までが交感神経優位であり、また夜の就寝に向けて、副交感神経優位となっていきます。
つまり、頭を使うことは、午前中に行い、優先順位の低いことは、ゆったりと午後に行う・・・
こういった体の自然な摂理に行動を合わせていくのも、自分をコントロールするひとつの方法でもあります。
そして、心のスピードが加速しているなぁと感じた時は、まずはそのことに気がついてください。
そして、深呼吸をし、空を眺めたり、足元を見てみたりすることで、いつもと違う世界を
発見し、ほっとする感覚を感じて、心のスピードを、少し緩めてみてください。
また、やる気が起きない方は、生活の中で、何かひとつ、新しいことを生活習慣の中に取り入れてみてください。
朝のウォーキングや、水回りのお掃除など、日頃、面倒臭いなと感じていること、
ひとつでいいです。それを続けることでのご自分の心のスピードの変化を感じて頂けたらと思います。
