GWが終わり、新学期や新社会人、そして転勤などといった
生活環境の変化にも、ようやくパターンが出来、慣れてきて、
ほっと一息つく頃です。
これは、ご自身だけでなく、
お子さんやご主人などの生活の変化で、
家族中に大きく影響します。
それと同時に、世間では
「5月病」と言われる、
得体の知れない病気が始まる時期でもあります。
この「5月病」とは一説によると
「新しい環境に適応できないことに起因する
精神的な症状の総称である。」と言われています。
なんとなく、イメージは出来ても、
なんだか、小難しい語録で、分かりにくいですね・・
そもそも、この病気は、体のどこが悪いのでしょうか?
よく言われるのが、
自律神経失調症です。
この自律神経とは、自らが意識しないでも自然に体の各機能を調整するように働いてくれる神経のこと。
逆を返すと、
自分ではどうしようもない神経なのです。
そして、この自律神経は、
天気の気圧に大きく影響されていることご存じですか?
知人などで、「私、洗車すると、翌日、いつも雨が降るんだよね」
と、嘆いている方いらっしゃいませんか。
実は、天気が良く気圧が高い日というのは、
私たちの自律神経は、
交感神経優位(元気いっぱい。あれもこれも頑張る)
となっており、何事も精力的に頑張れてしまうので、洗車も空き時間を利用し行い
翌日、気圧が低くなり、天気が崩れるといった現象も
自律神経と気圧の関係からだったのです。
そして、逆に低気圧のときは、
副交感神経優位(ゆったりとした気持ち)となり、非活動的な一日となったりします。
そして、1年を通してこの関係性を考えると
夏は気温が高く低気圧でゆったり型の副交感神経優位となり
冬は気温が寒く高気圧となり、基礎代謝を高めようとして交感神経優位になるんだとか。
つまり、
春・秋とは、気圧の変わり目で、
春は低気圧に向けて、秋は高気圧に向けて体が少しずつ、順応していく季節なのです。
ですので、この時期、自律神経のバランスはもともと崩れやすいものだと
わかっていたら、
(
私のせいじゃないんだ。自律神経のバランスを保とうとしているんだ)
と思えることで、だいぶ
楽になれます。
季節の変わり目、無理なく、楽しく過ごしていきたいものです

◇参考文献◇