
「
他人は自分の合わせ鏡」
という諺があります。
これは、どういう意味かというと、
ご自身が他人を見て、
この人のこういうところ、嫌だなあとか、
許せないと感じる思いというのは、
ご自身の中の嫌だな・・嫌いだなと感じる面を
他人を通してみている
ことなのです。
例えば、他人がだらしなく、身の回りを汚くしているところに
嫌悪感を抱き、いやだなと感じているとします。
つまり、それはご自身の中の嫌なところを
他人を通して見ているだけなのです。
(え~、そんなことない!私は綺麗好きだもん)と
思われる方もいるかもしれません。
でも、シュチュエーションが違うところで、同じ面をもっていたりするのです。
そのことになかなか気が付きません。
でも、何かのタイミングで、その気づきは必ずやってきます。
その時に、
(あ~、私、あの人のこと、そう思っていたけど、自分も同じだ!!!)
と感じ、笑え、その人を許すことが、
実は、
ご自分のことを許しているということ
になるのです。
周りの人に厳しい人というのは
自分のことがあまり好きではないかもしれません。
また、波風立たせず、上手に生きているつもりでも
本当の自分(心の中)は、人のことを厳しいまなざしで見ている方も
自分のことがあまり好きではないのかもしれません・・・
自分のことを好きでいることが出来るというのは、
あるがままの自分の許すことなのかもしれません。
何か気になること・怒れたことがあった時、
他人を責めるのではなく、是非、ご自分を振り返ってみる
良い機会にしてみませんか?
