「
決めつけ」これは、誰にでもどんな人でも、
心の作用として必ずある、思考の癖です。
この思考、とてもやっかいです。
自分が感じたこと・想像したことが、あたかも「今」という現実に起こっているかのように物事を感じ、想像の域を出ないのに、それを現実で起こったかのように、人に話します。
そして、それを聞いた人は、本当にあったこととして受け取ります。
それが、人から人へ・・・
これが、風評被害の拡大に繋がる根源であります。
また、(この人は、すっごくいい人)と、自分が見た・知った一面だけで、決めつけてしまうことで、想像と違った言動を目の当たりにした時、(え?この人はこんな人じゃない!!)と現実を受け入れらず、人に合わせることで、本当の自分を見失ってしまう・・
あるいは、(この人、忙しそうで、機嫌悪そうだから、聞けない)などと躊躇をすることで、自分の中にもやもやがたまり、相手を信じることが出来なくなり、不信感が強くなったりします。
もしくは、友人が、自分の前で言っていた事を、他の人に説明している時の話方の違いにより、どっちが本音なの??と、戸惑ったり・・
こういった何気ない出来事で感じる様々なこと・・・
まったく違うお話のようで、実はすべて受け取り手であるご自分の「決めつけ」が、より自分を苦しめる原因であります。
「決めつけ」=「認知間違い」です。
風評を聞いたとき、それは本当かどうなのか、「きちんと考え、確認する行為」これが大切ですし、
一面だけで(いい人)と思ってすべてを信じてしまい、痛い目にあうのも、事実がどうであるかをきちんと見極めることが大切で、
相手を思うがあまり、躊躇してしまう事柄も、自分がそう感じているだけで、相手は全くそんなこと思っていないということもあります。
そして、他人の2面性を見たときも、自分が相手のことを「決めつけ」てみてしまっているから、苦しくなるのです。
では、どうしたらよいか・・・
これは、「
心からあるがままを知る・受け入れること」が大事だということです。
良いも悪いもきちんと理解する。
そして
鈍感力を養う
でもお伝えしましたが、「わからないことは、考えない。」です。
人の気持ちを思いやることはとても大切なことですが、度が増すと、余計な心配ごとになりかねません。
みなさんの今週1週間は、この罠にいくつはまったでしょうか?また、はまりそうになったけど、考えないですんだでしょうか?
この機会に、ご自分の1週間、目を閉じて振り返ってみてはいかがですか・・・・・